自動巻き式のデメリット

自動巻き式時計の特徴について

自動巻き式時計は「手巻き式」と並んで、機械式時計の主流となっています。

時計は、時計を動かす動力源としてゼンマイが採用されている物が多いです。巻き上げられたゼンマイが元に戻ろうとしてほどける際に、エネルギーが生まれ、針を動かしています。自動巻き式時計はこのゼンマイを、時計自身が自分でまきあげてくれる仕組みのものを指します。一般的に「オートマチック」などとも呼ばれたりします。

手巻き式と大きく違う点は、身に着けていればいちいちリューズを巻き上げる必要が無い点です。また、手巻き式に比べ精度が安定しやすい傾向にあり、時間が止まりにくいといった特徴もあります。

多くのメーカーは、機械式時計に関してこの「自動巻き式」を採用しており、時計を選ぶ際の選択肢が広いといった特徴もあります。

自動巻き式時計を使用する際注意しておきたいところ

自動巻き式時計は、動力に関する機構上どうしても部品数が多くなるので、時計自体が大きくて重くなりがちになります。一方手巻き式は機構がシンプルな分、薄くてエレガントなデザインにする事が可能です。例えばお仕事で時計を身につける際、自動巻き式は形状や重さから、使いやすさという点で一定の制限を受ける場合が想定されます。 またデメリットとして、強力な磁気に弱いということも挙げられます。長時間磁気にさらされたりすると、時計が本来の機能を発揮しにくくなる場合があります。最悪の場合、止まってしまうこともあります。 他には、高精度のクロノメーター規格を通っていない自動巻き式時計の場合、時刻の誤差が出やすいといった点もデメリットと言えます。