手巻き式のデメリット

毎日ゼンマイを巻く必要がある

手巻き式腕時計は、毎日ゼンマイを巻く必要があります。毎日巻く事でさらに愛着が湧くといったメリットがある一方、巻き忘れると時計が止まってしまいます。また、ゼンマイは時間が経つと時間が狂い始めるので出来るだけ同じ時間にゼンマイを巻く方が良いと言われています。毎日決まった時間にゼンマイを巻けない方や毎日腕時計を着ける習慣がない人には少し面倒に感じてしまうといったデメリットが存在します。近年では、パワーリザーブという機能が搭載された手巻き式腕時計も販売されています。なるべくメンテナンスの手間をなくしたいという場合は、一度完全にゼンマイを巻き上げてしまえば短くても30時間以上、長ければ1週間前後時計が止まらない商品を選ぶ方が無難です。

ラインナップが少なく、価格帯も少し高め

現在、腕時計の主流は自動巻き式となっています。知名度のあるブランドやメーカーでも手巻き式腕時計は販売していないといった事も珍しくありません。自動巻き式と比べるとラインナップが少ないので自分好みのデザインの腕時計を見付けられない可能性もあります。また、低価格や中価格帯の商品が少ない事も手巻き式腕時計のデメリットの1つです。リーズナブルな価格で手巻き式腕時計を販売しているブランド・メーカーも多少存在していますが、自動巻き式よりも平均価格が高くなっています。気に入ったデザインの腕時計を見付けても予算をオーバーしていて購入を断念した経験を持っている人も多くいます。少ない予算でデザインにもこだわりたい場合は、目当ての時計が見つかるまでに時間がかかる可能性が高くなるといった点に注意してください。